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法人のネットバンク被害が拡大 - 地銀被害が主要行を上回る

法人においてインターネット不正払い戻しの被害が拡大している。特に地方銀行や信用金庫などで大きな増加率を記録している。

金融庁によれば、2014年第2四半期に発生した被害件数は55件。被害額は3億900万円にのぼる。前四半期の43件を約2割上回り、金額も1億6200万円から大きく増加。1件あたりの被害額も377万円から562万円へと拡大している。

主要行における被害は、24件から18件へとやや縮小したが、被害額から見ると、3000万円から8100万円へと2倍以上に被害が広がった。

さらに大きな動きが見られたのが、地方銀行と信用金庫。地銀は、被害件数が前四半期の12件から24件へと倍増。被害額も7900万円から1億1200万円と大台を突破し、件数、被害額いずれの面からも主要行を上回る結果となった。

信金では、前四半期では1件200万円の被害のみだったが、10件の被害が発生し、被害額も6500万円へと拡大しており、今後注意が必要だ。第2地銀に関しては、6件から3件へと微減。金額も5000万円から4900万円と大きな変化は見られなかった。

(Security NEXT - 2014/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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