通販サイトでカード情報2万2000件が流出 - セキュリティコードも
海外ブランドの服飾雑貨を販売するリデアは、オンラインショップが不正アクセスを受け、クレジットカード情報2万2544件が流出したことを明らかにした。セキュリティコードも含まれるという。
同社によれば、10月8日から15日にかけて脆弱性を攻撃されてサーバへの侵入を許し、顧客のクレジットカード情報を取得されたという。10月16日にクレジットカード決済代行会社よりカード情報が流出した可能性があると指摘を受け、サイトを停止して調査を行ったところ判明した。
不正アクセスを受けたのは、ブレスレットの通販サイト「クルアチーニC」。同じシステムで運用しており、10月24日にサイトを停止したニットの通販サイト「クルアチーニ」の顧客についてもクレジットカード情報が漏洩していた。
今回の不正アクセスは、SQLインジェクションの脆弱性を突かれたもので、サイトで利用していたコンテンツマネジメントシステム(CMS)「WordPress」のアカウント情報が奪われたことが原因だと説明している。
流出した情報は、2013年3月8日から2014年10月15日にかけて「クルアチーニC」で利用されたクレジットカード情報2万2301件や、2013年3月21日から2014年10月20日までに「クルアチーニ」で利用されたクレジットカード情報243件。いずれもクレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードが含まれる。
同社では、経済産業省に報告し、警察に被害届を提出。各クレジットカード会社に不正利用のモニタリングを依頼した。利用者に対しては、カードの利用明細を確認して、覚えのない取引があった場合はクレジットカード会社に連絡するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/11/12 )
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