MS、月例パッチ事前通知の公開を停止 - 一部顧客とMAPPのみに
米Microsoftは、月例セキュリティ更新プログラムの「事前通知(Advance Notification Service)」について、一般公開を中止した。
同社は、日本時間の毎月第2水曜日にセキュリティ更新プログラムを定期的に公開しており、前週金曜日に公開するプログラムの対象や深刻度などを事前に公表していた。
今後は、プレミアサポートを利用する顧客や、Microsoft Active Protections Program(MAPP)に参加するセキュリティ関係者に限り、直接通知する方針で、従来行ってきたウェブによる告知やブログによる説明は行わない方針。
同社は今回の措置に関して、事前通知を大規模組織向けに最適化してきたが、多くは自動更新による適用や、「Microsoft Update」や「Windows Server Update Service」により展開しており、一部を除いて活用されていないと説明。またクラウドベースのシステムへ移行が進んでいることも理由に挙げている。
同社では、顧客の利用環境にあわせた情報を提供する「myBulletins」を提供しており、同サービスの利用を推奨している。
(Security NEXT - 2015/01/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年2月9日〜2025年2月15日)
米当局、悪用が確認されている脆弱性6件に注意喚起
2月のMS月例パッチがリリース - ゼロデイ含む複数脆弱性を解消
「Apache OFBiz」や「.NET Framework」の脆弱性悪用に注意
SAP、セキュリティアドバイザリ14件を公開 - 「クリティカル」も
先週注目された記事(2025年1月12日〜2025年1月18日)
SAP、月例セキュリティアドバイザリ13件を公開
米当局、悪用されている脆弱性5件について注意喚起
2025年最初のMS月例パッチ - ゼロデイ脆弱性など158件を修正
「Adobe ColdFusion」や「Windows」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局