日立、脆弱性対策の優先度付けを行うリスク評価技術
日立製作所は、サイバー攻撃の侵入経路を想定し、優先的に対処すべき脆弱性を特定するセキュリティリスク評価技術を開発した。
同技術では、公開された脆弱性情報と保護対象であるシステムの構成情報を突き合わせ、脆弱性の有無を自動的に判定。また外部からアクセスできない機器についても、ネットワーク構成からサイバー攻撃が到達する可能性を自動解析し、侵入可能な経路を網羅的に抽出。侵入確率や脆弱性の影響度などをもとに、対処すべき脆弱性の優先度を決定する。
これらの処理が自動化することにより、システム管理者が高度なスキルを持っていない場合も、脆弱性のリスクについて評価し、対策が迅速に行えるとしている。今後は、セキュリティ運用支援サービスとしての提供を目指して、開発を進めるという。
(Security NEXT - 2015/02/26 )
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