「Apple」便乗フィッシングが1年で3倍に - 開発者もターゲットに
「Apple」ブランドに便乗したフィッシングサイトが、2014年は前年の3倍以上に増加していることがわかった。新製品に興味を持つユーザーだけでなく、開発者もターゲットとなっている。
トレンドマイクロの調査によれば、「Apple」関連のフィッシングサイトは、2013年に2万3300件ほど検知していたが、2014年には3倍以上となる7万8300件に増加。特に大きな変化が見られたのが、「iPhone6」が発売された2014年第3四半期で、3万4900件と2013年全体を上回った。
また4月24日には、ウェアラブル端末「Apple Watch」の発売を控えているが、便乗した詐欺サイトがすでに検知されている。
同社がクラウド基盤を用いて、「Apple Watch」関連のフィッシングサイトへアクセスしたユーザーのIPアドレスを国別に分析したところ、イギリスが48%で最多だが、日本語に対応していないにもかかわらず、次に多かったのが日本で29%にのぼった。
狙われているのは新製品とは限らず、開発者が利用するウェブベースの管理ツール「iTunes Connect」を偽装したフィッシングサイトも確認しているという。「プロビジョニングプロファイル」を利用して悪意あるアプリを配信する攻撃も発生しており、開発者に関する情報が狙われている可能性があるとして、同社は注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/03/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
米当局、2月は悪用済み脆弱性27件について注意喚起
米当局、悪用が確認されている脆弱性6件に注意喚起
「iOS」「iPadOS」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
米当局、1月は14件の脆弱性悪用について注意喚起
先週注目された記事(2025年1月26日〜2025年2月1日)
米当局、Apple製品に見つかったゼロデイ脆弱性に注意喚起
Apple、「iOS 18.3」を公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
ゼロデイ脆弱性に対応した「macOS Sequoia 15.3」など公開 - Apple
フィッシングURLが過去最多の約12万件 - 報告も23万件超に