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不正アクセスやマルウェアによる個人情報漏洩を2割弱が経験

2割近くの消費者が、不正アクセスやマルウェアによる個人情報の漏洩を経験していることがわかった。

日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が、3月5日、6日の2日間にわたり、20代から60代までの一般消費者を対象に個人情報に関するアンケート調査をウェブ上で実施し、結果を取りまとめたもの。有効回答数は1000。

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個人情報を提供する際に確認している項目(グラフ:JIPDEC)

同調査では、企業などにおける個人情報の取り扱いが気になるか尋ねたところ、71.8%が「気になる」と回答。68.7%が不安や不信に感じていた。

また個人情報を提供する際に確認している項目としては、ブランドなど会社の信頼性が44%で最も多く、プライバシーポリシーといった個人情報の取り扱いに関する説明を読むユーザーも30%にのぼる。

プライバシーマークなど個人情報保護関連の認証について確認するユーザーが26%、ISMSなどのセキュリティ認証を確認するユーザーも24.3%にのぼる。

その一方で、口コミ(13%)や、「ウェブのわかりやすさや見た目」から判断しているユーザーも、11.6%と1割強いたという。また29.3%のユーザーは、「なにもしていない」と回答した。

(Security NEXT - 2015/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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