IPA、「情報セキュリティ10大脅威」を詳説 - ネットバンクや内部犯行の脅威が上位に
情報処理推進機構(IPA)は、「情報セキュリティ10大脅威 2015」の解説資料を公開した。同機構のウェブサイトよりダウンロードできる。
同機構では、研究者や企業の実務担当者などの意見を集約し、社会的影響が大きかった情報セキュリティの脅威を「情報セキュリティ10大脅威」として毎年取りまとめている。2014年の脅威について、ランキングを2月に発表しているが、詳細な解説を加えた資料をあらたに公開した。
1位から10位にランク付けを行い、解説しているほか、セキュリティ対策の基本や、今後注目すべき課題や懸念などについても収録している。
トップは「オンラインバンキングやクレジットカード情報の不正利用」、次点は従業員が内部情報を第三者に販売したことが発覚し、社会問題化した「内部不正による情報漏洩」。3位は手口の巧妙化が進む「標的型攻撃による諜報活動」だった。
同機構が公表した10大脅威の順位は以下のとおり。
1位:オンラインバンキングやクレジットカード情報の不正利用
2位:内部不正による情報漏洩
3位:標的型攻撃による諜報活動
4位:ウェブサービスへの不正ログイン
5位:ウェブサービスからの顧客情報の窃取
6位:ハッカー集団によるサイバーテロ
7位:ウェブサイトの改ざん
8位:インターネット基盤技術の悪用
9位:脆弱性公表にともなう攻撃の発生
10位:悪意のあるスマートフォンアプリ
(Security NEXT - 2015/03/25 )
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