Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4月中旬よりフィッシング増加 - 「.cn.com」ドメインを使用

4月中旬よりフィッシング攻撃の増加を観測しているとして、警察庁が注意を呼びかけた。偽装する金融機関のバリエーションも増えている。

20150421_po_001.jpg
観測数の推移(グラフ:警察庁)

同庁の観測では、1月中旬ごろに複数の攻撃を確認後、しばらく攻撃が収まっていたが、4月15日ごろより再び攻撃の増加を観測しているという。

今回観測した攻撃では、ドメインに「.cn.com」を使用。ひとつのサーバで複数のサイトを公開したり、同じドメインを利用しつつも、サーバのIPアドレスを変更するといった特徴が見られたという。

また従来は「三菱東京UFJ銀行」を偽装するケースが目立ったが、「新生銀行」や「セブン銀行」など、攻撃対象とする金融機関が拡大している。

(Security NEXT - 2015/04/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「a-blog cms」に脆弱性、すでに攻撃も - 侵害状況の確認を
IIJ、「Mirai亜種」解析ツールを無償公開 - C2や感染傾向を可視化
「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
「自分は絶対に大丈夫!」との思い込みこそ危険 - 無料啓発教材を公開
「脆弱性診断士のキャリアデザインガイド」を公開 - ISOG-J
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」ベースのブラウザ利用者はアップデート情報へ注意を
「Ghostscript」に複数の深刻な脆弱性 - 最新版で修正
患者情報含むファイルをサイトに誤掲載 - 確認不十分で
「PowerCMS」に複数脆弱性 - アップデートで修正