深刻な脆弱性に対応した「WordPress 4.2.2」が公開 - 即時更新を推奨
深刻な脆弱性を解消したセキュリティアップデート「WordPress 4.2.2」が公開された。WordPressの開発チームは、早期適用を呼びかけている。
WordPress 4.2.2 Security and Maintenance Release
今回のアップデートは、コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」におけるセキュリティ上の問題2件を解決したもの。セキュリティ以外のバグについても対処した。
開発グループでは、4月23日に「同4.2」のリリース後、同月28日にセキュリティアップデート「同4.2.1」を公開したばかりだが、あらたな修正を追加、公開した。以前のバージョンすべてが脆弱性の影響を受けるとしている。
「同4.2.2」では、デフォルトテーマである「Twenty Fifteen」をはじめ、多くのテーマやプラグインで利用されるアイコンフォントパッケージ「Genericons」に発見されたクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性を解消。「同4.2.1」で対応したXSSの脆弱性「CVE-2015-3440」の修正も含まれる。
またビジュアルエディタ利用時における潜在的なXSSの脆弱性に対する堅牢性を強化。さらにセキュリティ上の問題ではないが、メインテナンスとして「同4.2」における13件のバグについても修正したという。
自動更新による提供が開始されているほか、ダッシュボード経由の手動アップデートやダウンロードにより、早急にアップデートを実施するよう、開発チームは推奨している。
(Security NEXT - 2015/05/07 )
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