【Interop】セキュリティを可視化する「NIRVANA 改」が人気
NICTのブース
Interop Tokyo 2015のなかでも、人だかりが絶えなかったのが情報通信研究機構(NICT)のブース。サイバー攻撃を可視化するソリューションによって、まさに多くの人の目を引きつけた。
今回新機能を追加され、出典された「NIRVANA 改」は、2013年のInterop Tokyoでお披露目され、前回の「Interop Tokyo」やセキュリティ競技会である「SECCON 2014」のカスタマイズ版など、これまでも熱い視線を集めている。
近未来的なヴィジュアルに集まるNICT製品群
今回は、国内のセキュリティベンダーと協業し、エンドポイントやネットワークを自動保護する新機能を追加して再登場。サイバー攻撃の観測や分析などに利用できる「NICTER」や、ダークネットを利用して攻撃を検知する対サイバー攻撃アラートシステム「DAEDALUS」などとともに展示された。
マルウェアを利用した標的型攻撃など、情報漏洩が社会問題化し、ネットワーク監視の重要性に注目が集まっている。同プラットフォームでは、目で捉えることができないサイバー空間の動きを可視化し、より身近なものへ感じさせてくれるソリューションといって良いだろう。技術移転がまもなく開始される「NIRVANA 改」。今後の動きも要チェックだ。
(Security NEXT - 2015/06/12 )
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