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「Symfony」にコードインジェクションの脆弱性 - 修正版が公開

オープンソースのウェブアプリケーションフレームワーク「Symfony」にコードインジェクションの脆弱性「CVE-2015-2308」が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「Symfony」を使用するアプリケーションにおいて、「HttpCacheクラス」を利用してリバースプロキシを構築し、その際に「ESIサポート」を有効化している場合、任意のPHPコードを実行されるおそれがあるという。

脆弱性は「同2.0」以降に存在しており、修正版として「同2.6.6」「同2.5.11」「同2.3.27」が提供されている。

同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの寺田健氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

(Security NEXT - 2015/06/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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