Adobe Flash Playerが緊急更新 - ゼロデイ攻撃へ対応
Adobe Systemsは、ゼロデイ攻撃が確認されている脆弱性に対処するため、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを急遽公開した。
ゼロデイ脆弱性へ対応したAdobe Systems
今回のアップデートは、ヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2015-3113」を修正するセキュリティアップデート。「Windows」「Mac OS X」「Linux」のいずれも影響を受けるとしており、脆弱性が悪用された場合、システムの制御を奪取されるおそれがある。
同社は、今回明らかになった脆弱性「CVE-2015-3113」について、「限定的」としているが、標的型攻撃へすでに悪用されており、「Windows 7」上で動作する「Internet Explorer」や、「Windows XP」上で動作する「Firefox」などを対象とした攻撃が確認されているという。
同社では、「Windows」および「Mac OS X」、「Chrome」や「Internet Explorer」の同梱版に脆弱性を解消した「同18.0.0.194」を提供。最新版を利用できないユーザーに対しては「同13.0.0.296」、「Linux」向けに「同11.2.202.468 」を公開した。
適用優先度は、「Windows」「Mac OS X」およびブラウザ同梱版については、3段階中もっとも高い「1」にレーティング。72時間以内のアップデートを呼びかけている。「Linux」に関しては適用優先度についてはもっとも低い「3」とした。
同社では6月9日に前回のアップデートを実施しており、2週間であらたな更新を公開したことになる。前回のアップデートで修正した脆弱性に対する攻撃もすでに確認されている。
(Security NEXT - 2015/06/24 )
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