Apple、初期化しても復旧できない深刻な脆弱性に対処
Macの「EFIファームウェア」に、深刻な脆弱性が見つかった問題で、Appleは脆弱性を修正するアップデートを提供開始した。
問題の脆弱性は、ファームウェアを上書きされることにより、OSを再インストールしても復旧できず、以降は管理者権限を奪われた状態になる脆弱性「CVE-2015-3692」。
同脆弱性が悪用されると、サスペンド状態からの復帰時にファームウェアが書き換えられ、以降は管理者権限が奪われた状態となる。今回のアップデートでは、メモリ破壊が発生する「CVE-2015-3693」とあわせて修正を行った。
Appleでは、同脆弱性に対して「Yosemite」向けに、他脆弱性とともに修正を行う「OS X Yosemite 10.10.4」を提供。また「Mavericks」へ「Security Update 2015-005」を用意した。
さらに「Mountain Lion」「Mavericks」の利用者に対して「Mac EFI Security Update 2015-001」を提供している。
(Security NEXT - 2015/07/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
SonicWall製VPNクライアントに権限昇格の脆弱性
データ分析ツール「Kibana」にサービス拒否の脆弱性
「Fedora Repository」のEOLブランチにRCE脆弱性
「VMware Aria Operations for Logs」など複数製品に脆弱性
「VMware Avi Load Balancer」にブラインドSQLi脆弱性
「FortiOS」ゼロデイ脆弱性 - 詳細や概念実証が公開
「BIND 9」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 一部で悪用報告も
「TeamViewer」のWindowsクライアントに権限昇格の脆弱性
運用監視ツール「Cacti」に脆弱性 - アップデートが公開