Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国家関与が疑われる東南アジアへの攻撃、2007年から発生か

6月に入りPalo Alto Networksより報告された東南アジアを狙った標的型攻撃「Lotus Blossom」について、トレンドマイクロは、3年前に確認、公表されている攻撃キャンペーンであるとの見解を示した。

攻撃キャンペーン「Operation Lotus Blossom」を報告したPalo Alto Networksによれば、「香港」「台湾」「ベトナム」「フィリピン」「インドネシア」などに対し、3年前から「Elise」を用いた攻撃が展開。東南アジア情勢に強い関心を持つ国家が直接関与するか、資金援助など間接的に関わっている可能性があるとしてレポートを発表した。

これに対しTrend Microは、同社が2013年に発表したレポートで標的型攻撃のキャンペーン「ESILE」「ELISE」として言及しており、以前より認知されている攻撃キャンペーンのひとつであると説明。Wordファイルを用いたメールによる標的型攻撃で、2007年から攻撃が発生しているとの指摘も出ているという。

(Security NEXT - 2015/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年11月3日〜2024年11月9日)
「Android」にセキュリティアップデート - 一部脆弱性は悪用も
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局
標的型攻撃メール訓練サービスに「サポート詐欺」対策など追加
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
米当局、「Windows」や「Qualcomm」チップの脆弱性狙う攻撃に注意喚起
Doctor Webに標的型攻撃 - マルウェアDB配信を一時停止
米当局、「Adobe Flash Player」脆弱性を悪用リストに追加 - 使用中止求める
米当局、「Android」や「Apache OFBiz」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起
大規模障害の混乱に乗じる攻撃者 - 偽マニュアルや偽復旧ツール出回る