BINDに深刻な脆弱性 - アップデートが公開
BIND 9において、リモートからの攻撃により異常終了し、サービス拒否に陥る深刻な脆弱性が判明した。ISCやセキュリティ機関が注意を呼びかけている。
アドバイザリを公開したISC
同9.7.1以降のバージョンにおいて、DNSSECの検証処理にサービス拒否の脆弱性「CVE-2015-4620」が存在するもの。同機能を有効化しているキャッシュDNSサーバにおいて、一定の条件を満たした場合に影響を受けるという。
Internet Systems Consortium(ISC)では、脆弱性を修正した「同9.10.2-P2」「同9.9.7-P1」を公開。また緩和策としてDNSSEC検証機能の無効化をアナウンスしている。
また脆弱性が明らかになったことを受け、日本レジストリサービス(JPRS)をはじめ、関係機関ではバージョンアップなどを実施するよう注意喚起を行っている。
(Security NEXT - 2015/07/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
WordPress向けスパム対策プラグインに複数の脆弱性 - すでに攻撃も
ウェブホスト管理ツール「CyberPanel」に脆弱性 - ランサムウェアが悪用
リゾルバ「PowerDNS Recursor」にサービス拒否の脆弱性
NLnet LabsのキャッシュDNSサーバ「Unbound」に脆弱性
「OpenSSL」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「BIND 9」にアップデート - DoS脆弱性4件を修正
「FreeRTOS-Plus-TCP」のDNS処理に脆弱性 - アップデートで修正
MS、月例セキュリティ更新を公開 - 「クリティカル」は1件のみ
「PowerDNS Recursor」の特定バージョンにDoS脆弱性