Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

安全衛生技術試験協会のサイトが改ざん - Flash脆弱性でマルウェア感染

ボイラー技士やクレーン運転士、衛生管理者、労働安全コンサルタントなどの免許試験を実施する安全衛生技術試験協会のウェブサイトが不正アクセスを受け、一部コンテンツが改ざんされたことがわかった。閲覧によりマルウェアに感染する可能性があったという。

同協会のウェブサーバが不正アクセスを受け、サイトの一部コンテンツが改ざんされたことが7月10日に判明したもの。同日12時から17時半ごろにかけて細工された「swfファイル」やマルウェアの実行ファイルがサーバ上に保存されていた。

「Internet Explorer」において、セキュリティアップデート「APSB15-16」以降へ更新していない「Flash Player」がインストールされた状態で同協会サイトにアクセスすると、マルウェアへ感染するおそれがあったという。

同協会では今回の不正アクセスを受け、具体的な原因や具体的な対応方法など調査を進めるとともに、心当たりがあるウェブサイトの利用者に対し、セキュリティ対策ソフトなどを用いて、マルウェアへ感染していないかスキャンを実施するよう呼びかけている。試験の合格者番号発表サービスを当面の間停止する予定。

(Security NEXT - 2015/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Windows」や「WebLogic」など脆弱性5件の悪用に注意
米当局、「Adobe Flash Player」脆弱性を悪用リストに追加 - 使用中止求める
「LINEギフト」で出店者に不適切な情報提供 - 通信内容に送り主の情報も
「VMware vCenter Server」に2件の脆弱性 - アップデートが公開
さよなら「Adobe Flash Player」 - 2020年末でサポート終了
MS、月例パッチで脆弱性87件を修正 - 6件が公開済み
「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
MS、6月のセキュリティ更新を公開 - 脆弱性129件に対応
「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - セキュリティアップデートが公開
「Flash Player」狙いのゼロデイ攻撃、3カ月前から準備か - 給与関連書類を偽装、C&Cは偽求人サイト