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企業の6割超がマイナンバー制度に「メリットなし」 - 過半数が「情報漏洩リスク」の負担感じる

6割を超える企業が社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)に「メリットはない」と回答し、半数が「情報漏洩リスク」の負担を感じている。

東京商工リサーチが全国の企業を対象に、6月23日から7月7日にかけて実施したインターネットによるアンケート調査を実施し、結果を公表したもの。4942社が回答した。

同調査によれば、マイナンバー制度の導入メリットについて、65.9%が「メリットがない」と回答。「情報管理がしやすくなる(15%)」を大きく引き離した。

一方、デメリットについて聞いたところ、53.3%と過半数が「情報漏洩リスク」を挙げた。「業務の煩雑化(15.2%)」「業務量の増加(12.1%)」「コスト増加(8.3%)」と続く。

導入の準備状況は「検討中」が57.5%。「未検討」が32%、「システム設計・改修中」が7.8%だった。「おおむね完了」は2.8%と低い。企業規模で差が見られ、資本金1億円以上の大企業は未検討が12.9%だが、1億円未満の中小企業は35.3%に跳ね上がり、中小企業における対応の遅れが目立つ。

制度導入において想定する対応や準備を、選択肢から3つ選ぶよう求めたところ、「情報セキュリティ対策強化」が最多で19.7%。次いで「従業員などのマイナンバー把握・管理方法策定(18%)」「社内での周知(16.5%)」と続いた。

(Security NEXT - 2015/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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