DDoS攻撃が前年から倍増 - 大規模攻撃も増加傾向
2015年第2四半期は、DDoS攻撃の件数が前年同期から132%増となった。100Gbpsを超える大規模攻撃も倍増し、12件確認されたという。
米Akamai Technologiesが2015年第2四半期の状況を取りまとめたもの。DDoS攻撃の件数は前四半期から7.1%増加。前年同期と比較すると132.4%増となる。一方、平均攻撃時間は前四半期の24.8時間から20.6時間に縮小した。ただし前年と比較すると増加している。
大規模攻撃は増加傾向にあり、同四半期は最大値100Gbpsを超える攻撃が12件、50Mppsを超える攻撃が5件発生した。もっとも規模が大きい攻撃では、240Gbps超の状態が13時間以上続いたという。
「SYNパケット」を送り付ける「SYNフラッド攻撃」や、UPnPで利用される「SSDPプロトコル」を用いたリフレクション攻撃が目立っており、いずれも全攻撃トラフィックの16%を占めた。また攻撃の最大の標的となったのはオンラインゲーム業界で、約35%が集中した。また、最大の攻撃発信国は前期と同じく中国だった。
(Security NEXT - 2015/08/19 )
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