一部家庭用ルータ、UPnP実装にセキュリティ上の問題
一部家庭用ルータにおいて、セキュリティ対策が不十分な状態で「Universal Plug and Play(UPnP)」機能が実装されていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
一部ルータ製品において「UPnP Control URL」の予想が容易であり、悪意あるウェブサイトなどへアクセスした際に、ルータの設定を変更されたり、ポートを開放されるなど、不正に操作されるおそれがあることが判明したもの。
CERT/CCや脆弱性情報のポータルサイトであるJVNでは、各ベンダーにおける影響など情報を公開。対象製品の利用者へ「UPnP」を無効化を検討するよう注意を促している。また開発者に対して、「UPnP Control URL」のUUIDをランダム化するなど対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/09/02 )
ツイート
PR
関連記事
「Sophos Firewall」に複数の深刻な脆弱性 - 影響は1%未満
国内携帯3キャリアのシャープ製無線ルータに深刻な脆弱性
オブジェクトストレージ「MinIO」に深刻な脆弱性
侵入初期に狙われる「FortiClient EMS」の既知脆弱性に注意
BeyondTrustのリモート管理製品に深刻な脆弱性 - 悪用も確認済み
アイ・オー、ルータ脆弱性を解消するファームウェアを公開
「Next.js」に認可をバイパスされる脆弱性 - アップデートで修正
米当局、IPカメラやNVRの脆弱性悪用で注意喚起 - EOL製品は使用中止を
Fortinetの複数製品に脆弱性 - 「クリティカル」も
ブラウザ「Chrome」にアップデート - 複数の脆弱性を解消