デザイナーの佐野氏、個人情報が悪用被害
2020年東京オリンピックの当初エンブレム案に採用されたデザイナーの佐野研二郎氏は、作品を取り下げるとともに今回の騒動で個人情報が悪用されているとの被害を訴えている。
今回問題となったエンブレムは、7月に公表されたが、その後ベルギーにある美術館のロゴと、類似性などが話題となり注目を集めていた。
同氏が釈明するも、同氏が関わるプロジェクトやエンブレムの審査用資料などにおいて、第三者のデザインを無断で利用していたことが発覚するなど騒ぎは収まらず、炎上状態となっていた。
同氏は、エンブレムの取り下げを東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に申し入れ、同委員会では同デザインの使用中止を決定。
それにあわせ、同氏はみずからが代表を務める「MR_DESIGN」のウェブサイトで、今回のエンブレム騒動について経緯や自身の見解を公開した。
同氏は今回の騒動に触れ、メールアドレスがインターネット上に公開され、第三者によりSNSやショッピングサイトへなりすましにより登録されていると被害を説明。家族や関係者の写真がネットに公開されるなどプライバシーの侵害に遭っていると訴えている。
今回のエンブレム問題などとあわせ、「人間としては耐えられない限界状態」とし、エンブレムの取り下げを決断した理由を語っている。
(Security NEXT - 2015/09/04 )
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