Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

金融庁のフィッシングサイトが稼働中 - フィ対協が注意喚起

国内のオンラインバンキングユーザーを狙い、フィッシングサイトへ誘導する新型マルウェアが発見されたが、誘導先のフィッシングサイトが依然稼働中であるとして、関係機関が注意を呼びかけている。

20151016_ap_001.jpg
金融庁を装ったフィッシングサイト(画像:フィッシング対策協議会)

問題のフィッシングサイトは、金融庁の注意喚起に見せかけた内容で、国内銀行のセキュリティレベルを向上させる取り組みを行っているなどと説明。暗証カードのバージョンアップを行うなどと説明し、質問や合言葉、口座番号、暗証番号、第二認証、メールアドレス、パスワードなどを騙し取る。

フィッシングサイトは、10月16日の時点で稼働しており、フィッシング対策協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。

今後も類似したフィッシングサイトが公開される可能性があるとして注意を呼びかけるとともに、同様の攻撃を見かけた場合は、同協議会へ連絡してほしいとアナウンスしている。

(Security NEXT - 2015/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
警告音付き偽画面でサポート詐欺被害、支払要求で気付く - 松山大
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開