Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「マイナンバーが漏洩した」「交付できない」と騙す詐欺メールに注意

国民生活センターは、マイナンバー制度に便乗した架空請求メールが流通しているとして注意喚起を行った。

同センターでは、これまでもマイナンバーに便乗して個人情報を聞き出したり、詐欺が発生していることから注意を呼びかけているが、架空請求メールなども便乗をはじめていることから、手口を明らかにしたもの。

問題のメールでは、「あなたのマイナンバーが漏えいしている」などと説明。「このままではローンが組めなくなる」「無視するとメールアドレスを公開する」などと脅し、別のサイトへ誘導する内容だった。

また別のメールは、「サイト料金が未納になっている。放置するとマイナンバー制度により影響がある」などと騙す内容。「料金未納であり、マイナンバーが交付できない」などと不安を煽るものもある。

マイナンバーは、社会保障や税など限られた目的でしか利用できない。マイナンバーに関連するかのような記載があるメールには注意が必要だ。

同センターでも、マイナンバーに関するメールが届いても、勤務先など送付者が明らかでない場合は、開封したり、記載されているサイトへアクセスしたり、連絡を取らないよう警鐘を鳴らしている。

(Security NEXT - 2015/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

窓口対応で書類紛れ、来庁者が誤って持ち帰る - 小諸市
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
複数ファイルサーバに攻撃、ランサム被害を確認 - リフォーム部材商社
ZACROSのランサム被害 - 個人情報約15万人分が流出か
不備書類の返送、異なる宛先に誤送付 - 船橋市
マイナンバー含む公文書をロッカーごと誤廃棄 - 笛吹市
ライクキッズへのランサム攻撃 - 脆弱性を突いて侵入
保険者資格取得届出書をデータ入力後に紛失 - 座間市
石光商事のランサム被害、SIM搭載PC経由でサーバを侵害
GMO-PG、多要素認証による本人確認サービスを開始