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2015年3Qのネットバンク不正送金、法人被害額が5倍強に

オンラインバンキングの法人利用者における不正送金被害が急増している。2015年第3四半期の被害ベースで前四半期の約5.6倍へと拡大した。

全国銀行協会が、会員である190行を対象に調査を実施したもの。2015年7月から9月にかけて、個人の預金者において発生した不正送金の被害は265件。前期の308件から減少。被害額に関しても2億1400万円となり、前期の4億900万円から半減している。

対して法人被害は目立って増加した。件数ベースで前四半期の10件を大きく上回る35件の被害が発生。被害額は3億6700万円となり、前期の6500万円から5.6倍に拡大した。

年度単位で見ると、4月から9月までの半期で法人の被害額は4億3200万円。2014年度の年間被害額である4億2700万円をすでに上回っており、金額ベースでは前年度の2倍以上のペースで推移している。

(Security NEXT - 2015/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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