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Adobe、最新版「Flash Player」を公開 - 78件の脆弱性を解消

Adobe Systemsは、最新の「Adobe Flash Player」にて78件におよぶ脆弱性を解消した。

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アップデートを公開したAdobe Systems

今回のアップデートでは、メモリ破壊やバッファオーバーフロー、セキュリティ機能のバイパス、解放済みメモリへアクセスする脆弱性などを解消。深刻な脆弱性を含んでおり、攻撃を受けて悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがある。

同社は「Windows」「Mac OS X」およびブラウザの同梱版に対して最新版となる「同20.0.0.228」を公開。また「Firefox」「Safari」に関しては「同20.0.0.235」を用意した。

最新版へアップデートできないユーザーに対しては、延長サポートとして「同18.0.0.268」を提供するほか、Linuxに対しては「同11.2.202.554」を公開。「Adobe AIR」や「同SDK」には「同20.0.0.204」を提供する。

(Security NEXT - 2015/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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