過去1年に8.1%がマルウェア感染 - 「ランサムウェア」被害は0.3%
31.2%のユーザーが、過去1年間に、情報セキュリティに関するなんらかの被害やトラブルに遭遇したことが情報処理推進機構(IPA)の調査でわかった。
同機構が、13歳以上のパソコンやスマートデバイスなどのインターネット利用者を対象に、ウェブ上で10月7日から18日にかけてアンケート調査を実施したもの。有効回答数は5000人。
過去1年間に情報セキュリティに関する被害やトラブルに遭遇したとの回答は31.2%。事象別に見ると「まったく知らない差出人から大量のメールが送られてきた」が13.1%で最多だった。
次点は「急にパソコンの動作が重くなったり、動かなくなった(10.9%)」。さらに「コンピュータウイルスに感染した(8.1%)」「身に覚えのない料金の支払いを請求するメールが送られてきた(5.7%)」が続く。いずれも2014年の調査結果を下回った。
また今回の調査から、「パソコンのファイルが勝手に暗号化され開けなくなった」というランサムウェア被害に関する項目が追加されたが、0.3%が被害を経験していたという。
過去1年間に被害に遭ったと回答した1558人のうち、金銭的被害に及んだのは3.7%(58人)。2014年調査の3.5%をわずかに上回った。年代別では20代が6.6%とほかの年代に比べて高い。
被害額の平均は5万4523円で、前回の8万6629円から減少。1万円未満の被害が46.6%で、前回の39%から増加した。1万円から5万円未満が32.8%、5万円から10万円未満、10万円以上が各10.3%だった。被害額の最高額は100万円だった。
(Security NEXT - 2015/12/24 )
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