年末緊急パッチで修正されたFlash脆弱性を「Angler EK」が悪用
エクスプロイトキットである「Angler」が、「Adobe Flash Player」の脆弱性「CVE-2015-8651」を早くも悪用していることがわかった。
今回悪用が確認されたのは「CVE-2015-8651」は、バッファオーバーフローの脆弱性。限定的な標的型攻撃の報告を受けているとして、Adobe Systemsが急遽アップデートを年の瀬も迫った12月28日に公開、修正している。
今回あらたに「Angler EK」で同脆弱性が悪用されていることを、フランスのセキュリティ研究者が確認。今後さらに同脆弱性を狙った攻撃が拡大するおそれもある。
(Security NEXT - 2016/01/27 )
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