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個人情報を一般古紙として廃棄、圧縮され回収不能に - 福岡市

福岡市は、早良区役所の臨時職員が、個人情報を含む書類を誤って一般古紙と一緒に廃棄したことを公表した。

同市によれば、2月1日に個人情報が記載された書類約2000枚を、誤って区役所敷地内に設置してある一般向けの古紙リサイクルボックスに持ち込んだという。

職員は2月3日に廃棄場所を誤ったことに気が付いたが、古紙は前日2日9時にリサイクル業者が回収。圧縮されて1トンの塊となっており、それらが複数あることから特定や回収が不可能な状態だったという。古紙は製紙メーカーで溶解され再生紙になるとしている。

誤廃棄されたのは、1月25日以降に扱った高齢者福祉や障害者福祉、介護保険に関連する申請書、提出書、システム画面のコピーなど。氏名や住所、電話番号、生年月日、性別、介護保険被保険者番号、所得に関する情報などが含まれる。

同市では、廃棄書類の分別や移動を複数の職員で行うなど、再発防止を目指すとしている。

(Security NEXT - 2016/02/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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