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A10、暗号化トラフィックを可視化する専用アプライアンス

A10ネットワークスは、暗号化されたトラフィックを可視化するアプライアンス「Thunder SSL Insight」を提供開始した。

同製品は、SSL通信を復号してセキュリティ機器に転送するアプライアンス。同社ではこれまでもゲートウェイ「Thunderシリーズ」において暗号化トラフィックを可視化する機能を提供してきたが、あらたに同機能に特化した専用アプライアンスを投入した。

SSL通信において最大48Gbpsのスループットに対応。トラフィックステアリング機能により、送信元やコンテンツの種類に応じて適切な機器に復号処理したトラフィックを転送するという。

医療機関や金融機関など慎重に扱うべき特定のウェブサイトとの通信に対する監視やブロック、SSL可視化対象から除外する選択的迂回を行うほか、同社の脅威情報サービスとの連携に対応。不正なIPアドレスのアクセスをブロックする。

(Security NEXT - 2016/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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