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NEC、歩行者に対応した顔認証システムの実証実験

NECは、歩行者の顔認証を実現する「ウォークスルー顔認証システム」の実証実験を、自社本社ビルで4月から8月まで実施する。

同システムは、同社の顔認証エンジン「NeoFace」を活用。事前に撮影して登録した顔画像と、ゲートに設置したカメラで撮影した顔画像を照合して本人を確認行うもの。ゲートの通過時に立ち止まる必要はなく、自然に歩いたままの認証が可能だという。

同社では、従業員を対象にした同システムの実証実験を実施。天候や日照、カメラの種類や設置位置などの環境条件や、人物の性別、年齢、身長、眼鏡やひげなどの特徴、歩行の速度、視線の向きといった異なる条件下での認証性能のほか、時間あたりの認証人数などを検証する。

同社では実証実験を通じて実用化に向けた性能の向上や、確実な本人確認に適した顔画像を撮影するためのノウハウを蓄積したい考え。

(Security NEXT - 2016/04/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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