「ImageMagick」がさらなる更新をリリース
画像処理に用いられるオープンソースソフト「ImageMagick」に深刻な脆弱性「ImageTragick」が見つかった問題で、ImageMagick Studioは、あらたに「同6.9.4-0」および「同7.0.1-2」を公開した。
問題の脆弱性は、コマンドの実行が可能となる脆弱性「CVE-2016-3714」。別名「ImageTragick」としてしても知られる。遠隔より悪用が可能であり、すでに攻撃が確認されている。開発者はアップデートとともに、設定による緩和策の実施をアナウンスしていた。
同社では、4月30日に脆弱性へ対処する「同6.9.3-9」を公開。さらに5月4日に「同7.0.1-1」「同6.9.3-10」をリリースしているが、さらに「同6.9.4-0」「同7.0.1-2」を公開。HTTPSパラメータに対するサニタイズ処理で、「HTTPSコーダー」の安全を高めたという。
また、あらたなポリシーをサポートし、間接的な読み込みを防止。読み込むスクリプトを明示的にしたほか、内部のコーダー「EPHEMERAL」のサポートを中止したとしている。
ImageMagick Studioによる変更点のログ
(Security NEXT - 2016/05/09 )
ツイート
PR
関連記事
「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正を実施
TIBCOの分散アプリ監視管理ツールに深刻な脆弱性 - 修正アップデートが公開
「iOS」「iPadOS」のアップデート公開 - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「macOS」向けにゼロデイ脆弱性を解消するアップデート
Palo Alto、「PAN-OS」の脆弱性を特定して修正 - すでに悪用も
Apache Traffic Serverに複数の脆弱性 - アップデートで修正
Synologyの監視カメラ3モデルに深刻な脆弱性
「MS Edge 131」を公開 - 独自含む脆弱性9件を解消
ロードバランサや「PAN-OS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
10月に完全修正された「VMware vCenter」脆弱性、悪用が判明