DTRS、横浜みなとみらいにSOC設置 - 2020年までに30名体制目指す
デロイトトーマツリスクサービス(DTRS)は、横浜市に「サイバーインテリジェンスセンター(CIC)」を開設し、企業などのCSIRTを支援するサービスメニューを強化した。
CICの様子。ツーマンセルやスリーマンセルでコミュニケーションを取りやすいレイアウトを採用。仮眠室も用意した
同センターは、サイバー空間の脅威情報を収集、分析したり、顧客のシステム監視などを行う拠点。従来、都内のオフィスでサービスを展開してきたが、あらたに国内拠点を設けた。コストパフォーマンスの面から横浜のみなとみらい地区を選択。現在13人体制で、2020年には30人体制を目指す。
設置にあたっては、すでに稼働しているスペインのCICからノウハウなどの供給を受けた。また各国に設置されたセンターと脅威のインテリジェンスを共有。その一方、海外のメンバーファームと資本関係はなく、独立性を強調。日本語による対応や、国内の企業文化に則したサービスを展開する。
また同社パートナーの泊輝幸氏は、「SOCサービスを提供していながらも、実際はサービスを外部へ委託しているケースもある」と指摘。同社ではすべて自前で人材を確保し、フルタイムで監視を行う点を差別化のポイントとして挙げた。
同社は、同センターの開設を機に新サービスとして、オンプレミス環境にSIEMを設置し、サイバー攻撃や内部不正を検知する「TSM プレミアム」を追加。エンドポイント向けのメニューも追加し、パッチ運用や遠隔から初動対応を行う「リモートフォレンジック」など展開していく。
(Security NEXT - 2016/05/26 )
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