「ntpd」に5件の脆弱性、サービス拒否のおそれ
時刻の同期などに利用されている「ntpd」に、悪用されるとサービス拒否へ陥るおそれがある脆弱性が複数含まれていることがわかった。開発チームやセキュリティ機関が注意を呼びかけている。
「ntpd」にサービス拒否が発生する「CVE-2016-4957」や、時刻同期が無効化される「CVE-2016-4953」のほか、過去判明した脆弱性への追加修正など、CVEベースで5件の脆弱性が判明したもの。
NTP Projectでは、修正版となる「同4.2.8p8」「同4.3.93」の提供を開始。セキュリティ機関なども最新版へアップデートするよう注意を呼びかけている。
今回修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2016-4957
CVE-2016-4953
CVE-2016-4954
CVE-2016-4955
CVE-2016-4956
(Security NEXT - 2016/06/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Zohoのパスワードリセット製品にアカウント乗っ取りの脆弱性
分析ツール「Kibana」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正を
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
「VMware ESXi」「Workstation」「Fusion」に脆弱性 - すでに悪用も
米当局、2月は悪用済み脆弱性27件について注意喚起
Google、「Chrome 134」をリリース - 14件のセキュ修正
「Android」の3月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件に対応
「Android」に複数脆弱性を修正するアップデート - 一部で悪用の兆候
米当局、Linuxカーネルや「VMware ESXi」の脆弱性悪用に注意喚起
「Paragon Partition Manager」に脆弱性 - ランサム攻撃で悪用も