政府、「IoTセキュリティガイドライン」を公表 - ライフサイクルから利用者ルールまで
総務省と経済産業省は、パブリックコメントを経て「IoTセキュリティガイドライン ver1.0」を決定した。製品やサービスのライフサイクルはもちろん、利用者側のルールなどを盛り込んでいる。
同ガイドラインは、IoT機器やシステム、サービスを安心して利用できるよう、開発事業者から一般利用者まで、関係者が取り組むべきセキュリティ対策への基本的な取り組みついて指針を示したもの。「IoT推進コンソーシアム IoTセキュリティワーキンググループ」が検討、6月に実施した意見募集を経て決定した。
具体的には、IoT機器やシステム、サービスの性質を踏まえ、設計段階からセキュリティへ配慮する「セキュリティバイデザイン」を基本原則としつつ、「方針」「分析」「設計」「構築、接続」「運用、保守」のライフサイクルにおける指針、および具体的な対策を要点としてまとめたほか、一般利用者のためのルールも定めた。
各指針とおもな要点(表:総務省)
(Security NEXT - 2016/07/06 )
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