Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「三井住友銀行」装うマルウェアメール - 「振込完了通知」を偽装

「三井住友銀行」を装い、不正送金マルウェア「Bebloh」を送りつける攻撃が発生している。添付ファイルを誤って開かないよう注意が必要だ。

攻撃を確認したキヤノンITソリューションズによれば、問題のメールは、「【三井住友銀行】振込受付完了のお知らせ」との件名で送信されており、振込手続の完了通知を偽装。さらにメール本文にある振込の「受付日時」を見ると、「7月6日8時45分」と攻撃を実施した同日の日時を記載するなど、ソーシャルエンジニアリングのテクニックを活用。

添付されているZIPファイルの中身は、二重拡張子を用いた実行ファイルで、誤って開くとオンラインバンキングのアカウント情報を盗み出すマルウェア「Bebloh」に感染するおそれがある。

6月下旬より、バンキングトロジャンの感染活動が活発化している。同社は、今後メールの件名や本文などを変更した攻撃も発生する可能性があるとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

法人の不正送金被害額が急増 前四半期比4.5倍に
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
「サポート詐欺」で1000万円超の被害 - ネットバンクへ誘導
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
12月は「金融犯罪撲滅推進月間」 - 全銀協が啓発活動
オンライン不正送金被害額、前四半期から約4割増
巧妙化続くサポート詐欺、窓口相談は前年度の約1.6倍
都立高講師が「サポート詐欺」被害 - 端末内部に生徒情報
バックアップ磁気テープを紛失、機器に入れたまま廃棄か - 岩手銀
「りそな銀行」かたるフィッシング攻撃の報告が増加