MS、「緊急」6件含む月例パッチ11件を公開 - 悪用は未確認
日本マイクロソフトは、7月の月例セキュリティ更新11件を公開した。「Adobe Flash Player」の脆弱性や重複を除くと、CVEベースで40件の脆弱性を修正している。
7月の月例更新は11件(表:MS)
今回の更新で最大深刻度「緊急」とされるものは6件。「Internet Explorer」の脆弱性14件や、「Microsoft Edge」の脆弱性13件へそれぞれ「MS16-084」「MS16-085」で対応。「MS16-086」にて「JScript、VBScript」に関する1件の脆弱性を解消した。
また「Windows印刷スプーラーコンポーネント」において、マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)を受けるおそれがある脆弱性を「MS16-087」で修正したほか、「Office」の脆弱性を「MS16-088」にて解決している。さらに「Adobe Flash Player」の脆弱性に関しては「MS16-093」で対処した。
のこる5件の更新は、いずれも深刻度「重要」。「MS16-089」では、「保護カーネルモード」の問題へ対処したほか、「セキュアブート」「カーネル」「カーネルモードドライバ」「.NET Framework」などの脆弱性へ対応した。
今回修正した脆弱性は以下のとおり。
MS16-084:Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3204
CVE-2016-3240
CVE-2016-3241
CVE-2016-3242
CVE-2016-3243
CVE-2016-3245
CVE-2016-3248
CVE-2016-3259
CVE-2016-3260
CVE-2016-3261
CVE-2016-3273
CVE-2016-3274
CVE-2016-3276
CVE-2016-3277
MS16-085:Microsoft Edge用の累積的なセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3244
CVE-2016-3246
CVE-2016-3248
CVE-2016-3259
CVE-2016-3260
CVE-2016-3264
CVE-2016-3265
CVE-2016-3269
CVE-2016-3271
CVE-2016-3273
CVE-2016-3274
CVE-2016-3276
CVE-2016-3277
MS16-086:JScriptおよびVBScript用の累積的なセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3204
MS16-087:Microsoft印刷スプーラー用のセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3238
CVE-2016-3239
MS16-088:Microsoft Office用のセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3278
CVE-2016-3279
CVE-2016-3280
CVE-2016-3281
CVE-2016-3282
CVE-2016-3283
CVE-2016-3284
MS16-089:Windows保護カーネルモード用のセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3256
MS16-090:Windowsカーネルモードドライバー用のセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3249
CVE-2016-3250
CVE-2016-3251
CVE-2016-3252
CVE-2016-3254
CVE-2016-3286
MS16-091:.NET Framework用のセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3255
MS16-092:Windowsカーネル用のセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3258
CVE-2016-3272
MS16-093:Adobe Flash Playerのセキュリティ更新プログラム
APSB16-25
MS16-094:セキュアブートのセキュリティ更新プログラム
CVE-2016-3287
(Security NEXT - 2016/07/13 )
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