ランサムウェア感染、6割超が身代金を支払い - 1割弱が被害1億円以上
データを暗号化するランサムウェアへ感染した企業や組織において、6割超が攻撃者へデータの復旧を引き替えに金銭を支払っていたことがトレンドマイクロの調査により判明した。そのうち16.1%では1000万円以上を支払っていたという。
同社が企業や組織のIT施策において意思決定へ関与する534人を対象にランサムウェアに関する意識調査をインターネットを通じて実施したもの。
調査対象の25.1%にあたる134人が、暗号化型、あるいはロック型のランサムウェアによる攻撃に遭ったことがあると回答。
そのうち暗号化型ランサムウェアの被害に遭った99人に対し、身代金の支払いについて尋ねたところ、62.6%が攻撃者の要求に応じて金銭を支払った経験があったという。
支払った合計金額を尋ねたところ、57.9%が「300万円以上」と答えており、1000万円以上を支払ったケースも16.1%あった。

身代金の支払額(グラフ:トレンドマイクロ)
(Security NEXT - 2016/08/01 )
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