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Cisco ASAのSNMP処理にゼロデイ脆弱性「EXTRABACON」

Cisco Systemsのセキュリティ対策製品である「Cisco Adaptive Security Appliance(ASA)」のソフトウェアに未修正の脆弱性が判明した。同社ではアップデートを準備している。

今回明らかとなった「CVE-2016-6366」は、SNMPパケットの処理に起因する脆弱性。SNMPのバージョンに関係なく、バッファオーバーフローによりリモートよりコードを実行され、制御を奪われるおそれがある。同社による重要度のレーティングは「高(high)」。

「ルーテッドファイアウォールモード」あるいは「透過型ファイアウォールモード」として利用した場合に影響があり、攻撃には「SNMPコミュニティ名」を必須とするなど条件が限られるが、すべてのASAソフトウェアに脆弱性が含まれる。

同社では、脆弱性へ対応したアップデートについて準備を進めるとともに、信頼できるユーザーのみアクセスができるよう制限し、「SNMPコミュニティ名」を適切に管理するよう緩和策をアナウンスした。「Cisco PIX Firewalls」や「Cisco Firewall Services Module(FWSM)」など一部製品はすでにサポートが終了しており、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/08/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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