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「Pokémon GO」人気狙う狡猾な不正アプリ - サンドボックス検知を回避

9月中旬のアップデートにより相棒ポケモン機能が追加されたり、関連グッズ「Pokémon GO Plus」が発売されるなど、ますます注目が高まる「Pokémon GO」だが、こうした人気に便乗するサイバー攻撃は後を絶たない。

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確認された「Guide for Pokemon Go」(画像:Kaspersky)

公式マーケットの「Google Play」において、関連アプリを装った不正アプリ「Guide for Pokemon Go」が確認された。

これまでも「Google Play」において、「Pokémon GO」の人気に便乗した不正アプリは確認されているが、今回確認された「Guide for Pokemon Go」は、セキュリティベンダーの検知を逃れる巧妙な機能を備えていたという。

一見プレイヤーを支援するアプリを装っているが、分析を行ったKaspersky Labによれば、誤ってインストールすると、「Android」のroot権限を取得され、別の不正アプリがインストールされたり、広告などを表示されるおそれがある。

注目されるのは、サンドボックスや仮想マシンによる検知から逃れるための機能。アプリの立ち上げ直後は悪意ある行動を抑制。不正アプリとして検知される可能性が低いことを確認してから活動を開始していた。

(Security NEXT - 2016/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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