2016年3Qのランサム検出、過去最多 - 感染被害報告は改善
トレンドマイクロは、2016年第3四半期に同社が把握した国内におけるランサムウェアの検出台数が、前年同期比で約3倍に拡大し、過去最多を更新したとする調査結果を取りまとめた。その一方で感染被害の報告は前四半期から改善が見られたという。
ランサムウェア検出数の推移(グラフ:トレンドマイクロ)
同社によれば、同四半期のランサムウェアの検出台数は3万4200件。前四半期の4.1倍、前年同期の24.4倍に拡大し、過去最多となった。
そのうち法人における検出は、約4分の1にあたる7900件。個人における検出は2万6300件で、この割合は2016年を通じて目立った変化はみられないとしている。
ランサムウェア感染報告の推移(グラフ:トレンドマイクロ)
一方、同四半期に同社へ寄せられたランサムウェアの感染被害報告を見ると、法人が580件で個人が160件。
個人における被害は過去最悪となったが、合計すると740件となり、前四半期の870件から改善が見られる。
ただし、前年同期と比較すると約3倍の水準で推移しており、予断を許さない状況だ。
(Security NEXT - 2016/11/22 )
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