Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PowerDNSに複数の脆弱性 - アップデートがリリース

オープンソースのDNSである「PowerDNS Authoritative Server」および「PowerDNS Recursor」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。同製品を開発するPowerDNS.COMや日本レジストリサービス(JPRS)では注意を呼びかけている。

同製品に、重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性5件が判明したもの。脆弱性によって影響を受けるソフトウェアやバージョンは異なるが、脆弱性が悪用されるとサーバが異常終了したり、中間者攻撃を受けるおそれがある。

具体的には、細工したクエリにより、リソースを消費してサービス拒否に陥る可能性がある脆弱性「CVE-2016-7068」や、異常終了するおそれがある「CVE-2016-2120」が存在。

さらに中間者攻撃を受けるおそれがある「CVE-2016-7073」「CVE-2016-7074」や、特定環境下でサーバがクラッシュする「CVE-2016-7072」など複数の脆弱性が含まれているという。

今回の問題を受けて、脆弱性を修正した「PowerDNS Authoritative Server 4.0.2」「同3.4.11」「PowerDNS Recursor 4.0.4」「同3.7.4」が公開されている。

(Security NEXT - 2017/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Kubernetes「ingress-nginx」に脆弱性 - シークレット漏洩のおそれ
「Chrome」にゼロデイ脆弱性 - Windows向けにアップデートをリリース
APTグループが「Chrome」ゼロデイ脆弱性を悪用 - リンク経由で感染
「Kentico Xperience」に複数の「クリティカル」脆弱性
「VMware Tools」のWindows版に認証回避の脆弱性
IT資産管理ソフト「AssetView」に脆弱性 - アップデートを提供
監視ツール「Pandora FMS」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
GitHubアクション「reviewdog」で改ざん被害 - SC攻撃の起点に
Progress製ロードバランサーに脆弱性 - アップデートが公開
ストレージ仮想化ソフト「IBM Storage Virtualize」の一部プラグインに脆弱性