SECCON 2016決勝、存在感見せつけたアジア勢
セキュリティに関する知識や技術を競う国内最大の「CTF(Capture The Flag)」イベント「SECCON 2016」の決勝大会が、1月28日、29日に都内の東京電機大学で開催された。
同イベントは、オンライン予選を勝ち抜いた国内外のチームが技術力を競うコンテスト。
12月10日に開催されたオンライン予選では世界99カ国からあわせて4956名が参加。
決勝では、日本をはじめ米国やアジア、ヨーロッパ、ロシアなど、同予選を勝ち抜いたチームや、連携大会の入賞者、地方予選を通過した国内の学生8チームなど、あわせて24チームが2日間にわたり攻防を繰り広げた。
優勝したチーム「CyKor」
2日間の激戦を制して優勝を果たしたのは、台湾で開催された「HITCON 2016」の優勝者として韓国から参加した「CyKor」。
2位を1000点以上引き離す3433点を獲得。同チームには経済産業大臣賞が贈られた。
また2位には同じく韓国の「PwnPineappleApplePwn」が続き、中国から参加した「eee」が3位に続くなど、アジア勢が実力を見せつけた。
竹迫氏
もっとも優秀な成績を収めた学生に贈られる文部科学大臣賞は、連携大会の「SANS NETWARSトーナメント2016」の優勝者として参加した学生チーム「dodododo」が受賞した。
SECCON実行委員長の竹迫良範氏は2日間の競技を振り返り、入賞を逃したチームも含め、細かく工夫に富んだ高度な戦いが繰り広げられたと総評。
同氏は「SECCONは今回で5年目。今後はサイバーコロッセオとのコラボイベントも控えており、オリンピックに向けても盛り上げていきたい」と今後の展望について語った。
(Security NEXT - 2017/01/30 )
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