Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

今度は「偽PayPal」 - 「偽Amazon」と同一犯か

「PayPal」を装ったフィッシング攻撃が発生しており、フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。誘導先は先日確認されたAmazonのフィッシングサイトと同じフィリピン企業の正規サイトだった。

20170203_ap_001.jpg
フィッシングメールの内容(画像:フィ対協)

今回のフィッシング攻撃では、「あなたはPaypalログイン認証情報をリセットする必要があります」といった件名でメールを送信。

メールの本文では、「アカウントを更新できなかった」などと説明。「カードの期限切れ」「請求先住所の変更」などが原因の可能性があるなどとだまし、Googleの短縮URLサービスを悪用して、HTTPSによる暗号化通信を行うフィッシングサイトへと誘導。情報の更新と称して個人情報を入力させていた。

フィッシング対策協議会では、フィッシングサイトに情報を入力しないよう注意喚起を行うとともに、類似した攻撃を見かけた際は、同協議会まで情報を提供してほしいと呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
警告音付き偽画面でサポート詐欺被害、支払要求で気付く - 松山大
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開