Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2016年下半期、検出マルウェアの4件に1件がランサムウェア

2016年下半期に国内で検出されたマルウェアのうち、4件に1件がランサムウェアだったとする調査結果をチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが取りまとめた。

同社が国内外におけるマルウェアなどの検出状況を取りまとめたもの。ワールドワイドで検出されたマルウェアのうち、ランサムウェアの割合は、前期から5ポイント増となる10.5%だった。

もっとも多く観測されたランサムウェアは、「Locky」で41%にのぼる。次いで多かったのが「Cryptowall(27%)」、さらに「Cerber(23%)」が続き、これら3種で全体の9割以上を占めた。

一方国内に目を向けると、同期においてランサムウェアがマルウェアに占める割合は、前期の5.6%から19.6ポイント増となり、25.2%へと上昇。4件に1件がランサムウェアだったという。

前期は国内外でランサムウェアが占める割合は5%強とほぼ同じだったが、2016年下半期に入ってからの国内における検出割合の上昇が目立っている。

(Security NEXT - 2017/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
12月は悪用確認された脆弱性16件に注意喚起 - 米当局
まもなく長期休暇、万全なセキュリティ対策で良い年越しを
先週注目された記事(2024年12月8日〜2024年12月14日)
先週注目された記事(2024年11月3日〜2024年11月9日)
有価証券報告書の提出期限の延長承認、サイバー攻撃も考慮
先週注目された記事(2024年10月13日〜2024年10月19日)
「CODE BLUE 2024」の講演が決定 - 脅威関連から、AI、情報戦まで
先週注目された記事(2024年9月1日〜2024年9月7日)
盆休みにパッチ公開日が直撃 - 夏季休暇に向けて十分な備えを