【特別企画】セキュアなアプリ開発がより容易になった「Android 7.0」 - 専門家が解説
不正アクセスやマルウェアなど、サイバー攻撃の脅威で狙われるのが「脆弱性」だ。日々さまざまなソフトウェアで脆弱性が明らかとなり、注目されている。
JSSECが公開した「Android アプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド 第8版」
脆弱性問題への有効な対策のひとつとして挙げられているのが、設計はもちろん、コーディングへ配慮することで、脆弱性を作り込まないように開発する「セキュアコーディング」だ。
もし、ソフトウェアの正式リリース後に脆弱性が見つかれば、修正プログラムの開発、動作検証、カスタマーサポートなどコストが大きくかさむ。開発段階で脆弱性対策へ取り組むことは、コスト圧縮にもつながる可能性も高い。
Androidアプリのセキュアな開発に関しては、日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)が、専門家のノウハウを収録した「Android アプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド」を2012年より無償で公開している。
JSSECのフォーラムで第8版について解説した福本郁哉氏
機能強化や仕様変更など、Androidのバージョンアップに歩調をあわせ、改訂を繰り返し、2017年2月には第8版をリリース。同版では「Android 7.0 Nougat」をサポートした。
「Android 7.0」では、暗号化通信やストレージ、証明書の管理など、これまで脆弱性が作り込みやすい部分を容易に設定できるよう、セキュリティ面で大きな機能強化が実施されている。
より詳しい「Android 7.0」の変更ポイントや、セキュアコーディングガイド第8版の改訂内容は、日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)のフォーラムレポートで解説されている。ぜひ参照してほしい。
(提供:日本スマートフォンセキュリティ協会 - 2017/03/16 )
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