Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

研究者のTwitterアカウントなどが乗っ取り被害 - PW使い回しが原因か

ユーザーインタフェースなどの研究で知られる研究者の「Twitterアカウント」などが、関係ない第三者によって不正に利用される被害に遭っていたことがわかった。乗っ取られたアカウントは、すでに復旧済みだという。

被害に遭ったのは、慶應大学教授でユーザーインタフェースなどの研究や日本語入力システムの開発で知られる増井俊之氏。同氏が最高技術責任者を務め、スクリーンショットの共有サービス「Gyazo」を運営するNOTAが明らかにした。

同氏のアカウントが、関係ない第三者によって不正に利用されていたもので、外部からの指摘で判明。最初にパスワードを使い回していた「Gyazo」のパスワードが破られ、さらに同サービス内に「Twitter」のIDとパスワードを含むスクリーンショットを保存していたことから、「Twitter」のアカウントも乗っ取られたという。

同社では、同社の顧客情報や運用システムへのアクセス権を同氏は保有していないとし、ユーザー情報が流出した事実もないと説明。

また不正アクセスの実行者を名乗る者が、Amazon Web Services上に保存されたGyazoのデータベースと称する画像を公開したことに対し、同社ではGyazoの顧客情報をAWSには保存しておらず、同社とは一切関係ないとして画像の内容を否定した。

(Security NEXT - 2017/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール流出問題で調査結果、外部登録パスワードが漏洩か - アイザワ証券子会社
キッザニアへのサイバー攻撃、個人情報約2.4万件が流出
女性向け下着通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
職員のアカウント2件がスパム送信の踏み台に - 東京経済大
三越伊勢丹の宅配サービスにPWリスト攻撃 - 不正注文などに注意喚起
ユニフォーム販売会社のInstagramが乗っ取り被害 - 不正投稿も
食品宅配「Oisix」にPWリスト攻撃 - 約9.7万件で不正ログイン
シルバーアクセ通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
他職員の業務情報に不正アクセス、職員を処分 - 児玉広域組合
Instagramアカウントに不正アクセス - バウアーファインド