ラック、複数顧客環境で「WannaCrypt」被害を確認 - 百数十台規模
ランサムウェア「WannaCrypt」が5月12日より拡大しているが、ラックによれば、同社の顧客環境において5月19日までの約1週間に複数件の感染被害が確認されているという。
同マルウェアは、「WannaCryptor」「WanaCrypt0r」「Wanna Decryptor」「WannaCry」「WCry」といった名称でも知られるランサムウェア。脆弱性を悪用してネットワーク経由で感染を広げることから、セキュリティ機関などが注意喚起を行っている。
セキュリティオペレーションセンターや、緊急対応サービスなどを展開する同社によれば、5月12日よりランサムウェアによる通信を検知。複数企業において感染を確認しており、被害は百数十台にのぼっているという。また多くの企業より問い合わせを受けているとしている。
感染被害の相談を受け、調査を進めたなかには、数十台のWindows端末より、感染活動と考えられる通信が発信されているケースもあった。
(Security NEXT - 2017/05/24 )
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