Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2017年1Qのフィッシングは34%減 - 国内でホストされたサイトが10倍超に

2017年第1四半期に観測されたフィッシング攻撃は、前四半期から約3割減となったことがわかった。同四半期に国内においてホストされたフィッシングサイトは、前四半期の10倍超にのぼったという。

Dell Technologiesのセキュリティ部門であるRSAの不正対策指令センター(AFCC)が、2017年第1四半期に観測したフィッシング攻撃の状況を取りまとめたもの。

20170525_rs_001.jpg
フィッシングサイトの推移(グラフ:RSA)

同四半期のフィッシング攻撃は18万6438件。前四半期の28万4367件から34%減となり、2015年第4四半期から1年1四半期ぶりに20万件を下回った。しかしながら、10万件台前半で推移した2014年から2015年を上回る水準となっている。

フィッシングを受けた回数を国別に見ると、「米国」が前四半期と変わらず最多で、全体に占める割合も54%と変化はなかった。次いで「カナダ(18%)」「南アフリカ(7%)」と続く。

(Security NEXT - 2017/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も