Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、11月の定例パッチで53件の脆弱性を解消 - 一部脆弱性は公開済み

マイクロソフトは、11月の月例セキュリティ更新を公開し、CVEベースで53件の脆弱性に対処した。またこれ以外にも「Adobe Flash Player」の脆弱性に対処している。

20171115_ms_001.jpg
セキュリティ更新の内容を確認できるマイクロソフトの「セキュリティ更新プログラムガイド」

今回のアップデートでは、「Windows」をはじめ、同社ブラウザである「Internet Explorer」「Microsoft Edge」に関する脆弱性を解消。「Office」や関連サービス、「ASP.NET Core」「NET Core」「Chakra Core」の脆弱性に対応している。

脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」が19件。続く「重要」が31件、「警告」が3件だった。

脆弱性によって与える影響は異なるが、悪用された場合、リモートでコードが実行される可能性があるほか、特権の昇格、サービス拒否、情報漏洩、セキュリティ機能のバイパスなどが行われるおそれがある。

(Security NEXT - 2017/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Microsoft Edge」固有の脆弱性をアップデートで解消 - MS
Kubernetes向けワークフロー自動化ツール「Argo Events」に深刻な脆弱性
PHPフレームワーク「Yii2」に深刻な脆弱性 - 2月以降悪用も
WP向けフォームプラグイン「Everest Forms」に脆弱性
Jupyter環境向けプロキシ拡張モジュールに脆弱性 - 外部操作が可能に
「TIBCO Spotfire」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Apache SeaTunnel」の「REST API」に脆弱性 - アップデートを
Palo Alto、「PAN-OS」や「GlobalProtect App」などの脆弱性を修正
Adobe、12製品に向けてアップデート - 適用優先度が高い製品も
「Joomla」にアップデート - 多要素認証回避やSQLi脆弱性を解消