VMware、「Spectre」対策で「VMware ESXi」などにパッチ提供
VMwareは、「VMware ESXi」など同社製品向けにCPUに起因する脆弱性「Spectre」の影響を緩和するアップデートをリリースした。
各製品への影響とパッチナンバー(表:VMware)
「VMware ESXi」「同Workstation」「同Fusion」において、「Spectre」として知られる「CVE-2017-5753」「CVE-2017-5715」へ対応したもの。
CPUの脆弱性を突く「投機的実行サイドチャネル攻撃」を受けると、同一のホスト上で実行されている他仮想マシンのデータを取得されるおそれがあることから、影響を緩和するパッチを用意した。深刻度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。
同社では「同ESXi」向けにパッチとして「ESXi650-201712101-SG」「ESXi600-201711101-SG」「ESXi550-201709101-SG」をリリース。ただし、「ESXi550-201709101-SG」については、「CVE-2017-5753」への対策は含まれない。
また「同Workstation」に対しては「同12.5.8」を提供。「同14.x」については脆弱性の影響を受けないとした。さらに「同Fusion」向けに「同8.5.9」をリリース。「同10.x」については影響ないとしている。
(Security NEXT - 2018/01/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
アクセス管理製品「PrivX」に脆弱性 - アップデートで修正
深層学習で活用される「Deep Java Library」に深刻な脆弱性
「MSアカウント」や「Azure AI Faceサービス」に脆弱性 - すでに修正済み
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性1件を修正
「Apache Hive」に脆弱性 - 認証回避や情報漏洩のおそれ
SonicWall製VPNクライアントに権限昇格の脆弱性
データ分析ツール「Kibana」にサービス拒否の脆弱性
「Fedora Repository」のEOLブランチにRCE脆弱性
「VMware Aria Operations for Logs」など複数製品に脆弱性
「VMware Avi Load Balancer」にブラインドSQLi脆弱性