Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ESXi」「Workstation」などにゲストOS向けの「Spectre」緩和策

VMwareは、ゲストOSにおける脆弱性「Spectre」の影響を緩和するため、「VMware vCenter Server」「VMware vSphere ESXi」「VMware Workstation」「VMware Fusion」向けにアップデートをリリースした。

CPUの投機的実行に対してサイドチャネル攻撃が行われ、情報漏洩が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2017-5715」、別名「Spectre」が明らかとなったが、ハイパーバイザーを利用することでゲストOSにおける脆弱性の影響を緩和する対策をあらたに追加したもの。重要度は「重要(Important)」。

「Spectre」に関して同社では今回のアップデートに先立ち、仮想マシンから、同じホスト上で実行されている別の仮想マシンに情報が漏洩するハイパーバイザー固有の脆弱性について、すでにアップデートをリリースしている

今回のアップデートでは、さらにハイパーバイザーの投機的実行の制御メカニズムを仮想化することで、ゲストOSにおけるブランチターゲットインジェクションの影響を緩和した。

(Security NEXT - 2018/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性1件を修正
「Apache Hive」に脆弱性 - 認証回避や情報漏洩のおそれ
SonicWall製VPNクライアントに権限昇格の脆弱性
データ分析ツール「Kibana」にサービス拒否の脆弱性
「Fedora Repository」のEOLブランチにRCE脆弱性
「VMware Aria Operations for Logs」など複数製品に脆弱性
「VMware Avi Load Balancer」にブラインドSQLi脆弱性
「FortiOS」ゼロデイ脆弱性 - 詳細や概念実証が公開
「BIND 9」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 一部で悪用報告も